スパイスについて知ろう!

2021/07/29

インド豆知識

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インド、カレー、スパイス!

インドのイメージというと間違いなくカレーですよね!
実際のところ、カレーというのはスパイス煮込みの総称で、和食と同じようにそれぞれの料理に名前はあるものの、私たちが食べると全部カレーじゃない?となってしまうのです。
インド人が和食を食べると、どれも醤油の味で甘いとなるのでしょうか?
国旗にもサフラン色が使われているほど、インドとスパイスは切っても切り離せないものなのです。

スパイス自体にはほとんど味がないので、基本的に料理は塩で味の調整を行います。
上位に記載の数種類あれば基本的なインド(スパイス)料理の味は出せますが、様々なスパイスを加えることで、より複雑な香りを出すことができます。
スパイス料理に正解はありません。
いろいろなスパイスの配合を試して、あなた好みの香りを生み出してください。

今回は代表的な15種類のスパイスを期待できる効果と共に紹介したいと思います。
さぁ、あなたの知っているスパイスはいくつあるでしょうか?





①ターメリック(ウコン)


皆さんご存知の、鮮やかな黄色いパウダーで、インド料理には欠かせないスパイスの1つです。

抗酸化作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用、抗炎症作用などたくさんの効能を持っています。

ターメリックの成分の1つであるクルクミンは、関節痛の軽減、がん予防、またアルツハイマーや鬱などにリンクする脳内の炎症の軽減、その他痛みの軽減、浮腫みにも良いと言われています。

タッパーにカレーを入れたり、服に付いたりすると取れないのでご注意を!



②クミン


消化を助け、免疫力を高める効果があります。

皮膚の炎症や、不眠症、呼吸器障害、喘息、気管支炎、貧血等にも良いとされています。

インドの家庭では何世紀にも渡って、消化器系の問題が起こった際の治癒に使用されています。

カレー以外にも、下味でお肉に香りを付けたり、豆と一緒に炒めたり、簡単にエキゾチックな味付けができて便利なスパイスです!



③コリアンダー(パクチー)


抗酸化作用があり、肝臓と排便の機能を促進する食物繊維を多く含んでいます。

近年パク盛りという言葉もあるくらい流行っていますが、生とシードでは全く香りが違います。

もちろん生で食べてもいいのですが、独特な強い香りが苦手な方も多いと思います。

シードだとむしろ柔らかい、どちらかというと甘い香りがします。



④チリペッパー


食事に辛さの刺激を与える以外に、体重の減少、血圧の低下、鼻詰まりの緩和の手助けをし、ビタミンCも多く含んでいます。

自分でカレーを作る際には、このチリペッパーの量で辛さを調整します。

我が家は辛い物が苦手なので小さじ8分の1程度しか加えません。



⑤ガラムマサラ


北インド料理で使用されるスパイスミックスです。

インドでは各家庭で配合しており、その配分は家庭によって様々です。

料理ができあがる直前に少し加えてみましょう。

一段と良い香りになりますよ!

我が家にあるガラムマサラは数十種類のスパイスがブレンドされています。

コリアンダー、クミン、ブラックペッパー、シナモン、ドライジンジャーetc.



⑤グリーンカルダモン(エライチ)


スパイスの女王と呼ばれ、世界で3番目に高価なスパイスです。

(1位はサフラン、2位はバニラ)

ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄、亜鉛を多く含み、消化機能の促進や、血餅の予防、皮膚の炎症の治癒等にも良いとされています。

甘い香りが特徴で、カレーだけでなく、チャイなどにも使われています。

カルダモンの使い方ですが、私は殻を少し割って香りを出します。

殻を割らずに入れる人、粒をそのまま入れる人、使い方は様々です。



⑥シナモン


世界中で長きにわたり使われているスパイスの1つで、カレーに甘い香りを付けてくれます。

抗酸化物質がたくさん含まれており、膨満感を軽減する効果もあります。

コーヒーやお菓子などに混ぜても美味しいですよね!



⑦ブラックペッパー


スパイスの王様と呼ばれ、体重の減少、風邪や咳の緩和、消化の促進、肌トラブルの改善等に良いとされています。

挽きたてのブラックペッパーは本当に良い香りがします!



⑧ガーリック(にんにく)


昔はガーリックの持つ抗菌性から、薬として使用されてきました。

毎日摂取することで、ガーリックに多く含まれるアリシン(香気成分や辛み)という成分が、コレステロール値を下げる働きをします。

また、血圧や血糖値の調整にも有益とされています。

幅広い料理に使えるので、是非日々の料理に取り入れてみてください!



⑨ジンジャー(しょうが)


中国を起源とし、漢方には欠かせないスパイスです。

消化の促進、吐き気を抑え、風邪と戦う作用があるとされています。

知り合いのインド人は、ジンジャーとトゥルシ(インドのホーリーバジル)を煮出して、ハチミツを入れて飲んでいました!



➉ナツメグ


お肉料理によく入れるスパイスですね。

昔から健康増進のための数多くの治療に使用されてきました。

口臭、肝臓のデトックス、睡眠、お肌の状態を改善する効果があります。

中毒性があるので入れすぎには注意しましょう!!



⑪サフラン


世界で最も高価なスパイスです。

クロッカス(花)の雌しべを乾燥させたもので、黄色く染色するのが特徴です。

血圧の調整や喘息、月経の問題や、乾燥肌の改善に良いとされています。



⑫クローブ


抗酸化物質、ミネラル、オメガ3脂肪酸、繊維、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいます。

アロマセラピーでは、特に歯痛や腹痛の防腐剤や鎮痛剤として使用されています。

マサラチャイにも入っており、とても甘い香りがします。

私の好きなスパイスの1つです!



⑬カイエン


抗菌性があり、血液循環、消化をサポートします。

チリペッパーと同じように使用できます。



⑭スターアニス


名前の通り、星のような形をしたスパイスです。

消化を良くし、食欲増進、吐き気の予防にも効果があります。

ビリヤニには欠かせない香りです!



⑮メース


ナツメグの種の外皮で、風味はナツメグと非常によく似ています。 

食欲の増進、ストレスの抑制、血液循環を高める働きをします。

ビリヤニやギーライスなど、ご飯を炊きこむ際によく使っています。




いかがでしたか??
知っているものはありましたか?

①~⑤の、ターメリック、クミン、コリアンダー、チリ(orカイエン)、ガラムマサラがあればインド料理の多くを作ることができるので、初めての方はこの5つをまずは準備してみてください。
いろいろ作っているうちに、他のスパイスもきっと欲しくなってきますよ。








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北インド在住4年☺日々スパイスを使った料理作りに励んでいます!「簡単に作れるスパイス料理」がコンセプトです。

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