ポルトガルの影響を受けたゴア料理
歴史で習った記憶がうっすらあるかと思いますが、ゴアは1510年から1961年までポルトガルの支配下にありました。そのためゴア料理はインドとポルトガルの食文化が融合しています。ポルトガルの人々は、トマト、ジャガイモ、グアバ、パイナップル、カシューナッツなどをブラジルからゴアに持ち込みました、 20世紀の後半まで、ジャガイモとトマトはヒンドゥー教では認められておらず、唐辛子もポルトガル人によって使用され始めたそうです。
今となっては、カレーにトマトは欠かせない野菜なので、ポルトガルの人々がインドの食文化に与えた影響はすごいですね。
今回ご紹介するフィッシュカレーは、南インド料理によく入っているタマリンドを入れており、少し酸味があるのが特徴です。また、ゴアの代表的な料理にはフィッシュカレーの他に、ポークビンダルーがあります。これはビネガーを使った珍しいカレーで、こちらもビネガーのほのかな酸味がカレーとよく合ってとても美味しいですよ。
タマリンドの使い方
ぬるま湯に大きいピンポン玉1個分くらいのタマリンドを入れて柔らかくします。
柔らかくなったらお湯の中でタマリンドを手で揉みほぐし、最後はざるでこしましょう。
残った堅い部分や種は処分します。
材料
作り方
①タマリンドを200ml程度のぬるま湯につけて柔らかくし、ざるでこしておく
②魚を食べやすい大きさに切り、レモン、ターメリック、レッドチリ、塩小さじ2分の1を入れてマリネする(10分~)
③鍋に油をしき、玉ねぎがあめ色になるまで炒める
④すりおろしたしょうが、にんにくを加えて香りを出す(15秒程度)
⑤トマトを加えて形が崩れるまで炒める
⑥☆のスパイスを加えて軽く炒める
⑦①のタマリンドの液と、⑥をミキサーやブレンダーでペーストにする
※このステップは飛ばしてもいいです
⑧ココナッツミルク、水50ml(分量外)を入れてよく混ぜる
⑨マリネした②の魚を入れて火が通るまで煮込む
➉塩(小さじ2分の1~)で味をととのえ、お皿に盛って完成
ホールスパイスのコリアンダーシード、ブラックペッパーコーン、クミンシードはパウダー状にしてから投入しました。
また、ペーストにするのが面倒な方は、⑦のステップは飛ばしてください。
小さな魚の場合は切らずにそのまま1匹使ったらおしゃれですね!
ゴア名物、ポークビンダルーのレシピはこちらです。
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