宝石を見極めよう!

2021/12/06

インド豆知識

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 インドと宝石


昔からインドでは宗教の儀式で宝石が使用されるなど、宝石はインドの文化・宗教と深いつながりがあります。毎年日にちは変動しますが、10月末~11月頭にかけてディワリというヒンドゥー教の神様が戻ってくる時期があり、その際に新調するサリーに合わせて宝石を買ったり、結婚の際に宝石を贈ったり、オートリキシャのドライバーでさえも、パワーストーンとして宝石を身に付けているくらい身近なものです。


インドはたくさんの鉱脈を持つ宝石の原産国で、鉱山だけではなく、海では珊瑚や真珠も採れます。また、インドの宝石加工技術は世界一とも言われ、職人のスキルが非常に高いうえに、賃金が安いことから、世界中からの需要が絶えません。職業カーストがまだ残っていることもあり、宝石職人の家庭は歴代宝石職人です。だからこそ技術が伝承され続け、最高の技術を守り続けられているとも言えます。



インドで買うべき宝石!

まず宝石を大別すると2種類あります。

◇貴石(プレシャスストーン)

ダイヤモンド、サファイア、エメラルド、ルビーの4種類、Big4と呼ばれるものです。

◇半貴石(セミプレシャスストーン)

世界共通で貴石より価格が安いです。
例えばアクアマリーン、ガーネット、オパール、アメジスト、トルマリン、スピネル、タンザナイト、ムーンストーン、ジルコン、ターコイズ、アレキサンドライト等で、その他にもまだあり、インドではこれらのカラーバリエーションも豊富です。


インドで主に採れる宝石で、インドに来たら是非見てほしい宝石はこちらです!

◇スターサファイア(南インド)

◇スタールビー(南インド)

◇ムーンストーン(南インド)

◇キャッツアイ(南インド)

◇カシミールサファイア(カシミール)


スターサファイア、スタールビーは光を当てると6つのラインが出ます。そのラインがクリアであるほどいい石だそうです。
ムーンストーン、キャッツアイは光を当てると1本のラインが出ます。こちらもそのラインがクリアであるほどいい石です。
いろいろな角度から光を当てて納得するラインの出るものを選ぶことが大切です。
石を1つだけ見ても基準がわかりませんから、たくさんの石を見比べて比較することも必要ですね。
カシミールサファイアは中がディープな色でふわっと浮きあがったような美しさを持つ宝石です。採れる場所は世界でカシミール、ビルマ、スリランカの3か所です。残念ながらインドの鉱山は100年前閉山してしまい、現在でに入るものはジュエリーショップの引き出しにある石のみとなってしまいました。だからこそ貴重で価値は高くなっており、騙されやすい宝石でもあるので要注意です。最近はスリランカが主な原産国となっています。



ダイヤモンド

ダイヤモンドは非常に価値のある宝石で、誰もが憧れる宝石と言っても過言ではないですが、ダイヤモンドとは一体何なのでしょうか?
実は鉛筆と同じ材質なのです。古い大陸の火山から生まれるもので、マグマの中で高気圧で圧縮され、ものすごいスピードで地上に飛び出してきたものがダイヤモンドです。日本にも火山はたくさんありますが、古い大陸ではないため残念ながらダイヤモンドは出ないそうです。

どうやって価値のあるダイヤモンドを判断すればいいの?

宝石店に行って宝石を見ても、プロではないのですごく価値のある石なのか、それほどでもないのか判断することはできませんね。
そこで参考にすべきなのは、ダイヤモンドの世界共通のグレード表、4Cと呼ばれるものです。それを見ながら宝石を見比べ、石の美しさと予算を対比して、自分が納得するベストな石を選ぶと良いでしょう。

◇色(Color)
まず見るのは色です。ダイヤモンドは無色であるほど価値が高くなります。
下の表の左のアルファベット(D→Z)ほどクリアな色です。
日本ではHカラー以上しか販売されていないそうですが、黄みがかったダイヤモンドでいいから気軽にしたい!と思うのであれば、インドで数百円で手に入ってしまいます。

colorlessnear colorlessfaintvery lightlight

◇カラット(Carat)
大きさは皆さんもご存知ですね。大きければ大きいほど価値が高くなります。
宝石はどんな石であっても、濁った部分を研磨し、削ぎ落としてきれいな部分だけを残すので、最初の半分程度のサイズになってしまうのです。

◇透明度(Clarity)
続いては透明度です。インクルージョンの有無で価格が変わりますのでこちらもチェックしましょう。下の表の上段ほど価値が高くなります。

Flawless10倍の倍率で目に見える介在物や傷はない
Internally Flawless10倍の倍率で目に見える介在物はない
VVS1
熟練した評価者が10倍の倍率で見るのが困難なほどわずかな介在物がある
VVS2
VS1
とてもわずかではあるが、10倍の倍率で努力して見える介在物がある
VS2
SI1
10倍の倍率で目立つ介在物がある
SI2
I1
10倍の倍率で明らかな介在物があり、透明度と輝きに影響を与える可能性がある
I2
I3

◇カット(Cut)
カットによっても価格が変わります。下の表の左ほど価値が高くなります。
カットについては石に合ったカット方法が取られます。例えばダイヤモンドであればブリリアントカット、エメラルドであればエメラルドカットなどです。

EXCELLENTVERY GOODGOODFAIRPOOR

宝石の土台となる金属

指輪など、宝石の土台となる金属には、プラチナ、ゴールド、シルバーとあります。インドではイエローゴールドが主流で、最近プラチナの製品がやっと出てきたところです。イエローゴールドが嫌という方は、日本人の肌に合うピンクゴールドもおすすめです。
インドのジュエリーは決して接着剤で宝石を付けるなんてことはしません。どんな小さな石であっても、職人たちの高度な技術で埋め込み。落ちないようにするのです。

ゴールド

皆さんご存知だと思いますが、純度によって価格が変わります。
以下のようにインドでは14kなど、お手入れが必要になりますが低い純度のものも多く見られます。どの純度にするかは購入目的や予算次第というところでしょうか。

24k99%
22k91%
18k75%
14k60%

シルバー

金の100分の1の価格で購入できます。使わないと色が変わってしまうため、お手入れが大変なイメージがありますが、酸化防止コーティングも可能です。
銀の純度はパーミル(‰)で記載され、純銀である999パーミル(‰)は、99.9%の純度、925パーミルであれば92.5%の純度です。800パーミル以下の純度の場合は、銀製品として表記することはできません。

まとめ

・インドの宝石/加工=怪しいではない、世界一の技術を持つ国です。

・インドに来たらスターサファイア、スタールビー、ムーンストーン、キャッツアイ、カシミールサファイアは要チェック。宝石によっては数百円~購入できます。

・ダイヤモンドもインドでは桁違いで安く購入できます。4Cの基準を元に、納得のいくクオリティの石を納得のいく価格で購入しましょう。

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